10速化(ドライブトレイン総取替え)とセットでやってみました。10速化については「ESCAPE R3の10速化。実行編。」を参照。
ちなみにESCAPE R3の場合は先に10速化をしないとドロップハンドルを付けられません。まぁ、変速精度とかを無視すれば、STIレバー、リアディレイラー、スプロケ、チェーンだけでもいけるみたいですが、折角なのでフルセット交換の方が面白いと思います。
クロスバイクのドロップハンドル化と言うとロードバイクとのジオメトリの違いから難しい面もあるのですが、ESCAPE R3の場合はクロスバイクと言うよりもクロスバイクとロードバイクの中間位のジオメトリなので条件付きで難なく出来ます。
まぁ、簡単に結論から言うとESCAPE R3を買う時に「迷ったら小さい方!」でフレームサイズを選んだ人、つまり、身長170cm位の人でフレームサイズSを買うかMを買うかで迷ってSを買った人は問題無いと思います。と言うか、むしろドロップハンドルにした方がジオメトリ的には合う位です。
逆に「迷ったら大きい方!」でフレームサイズを選んだ人は苦労すると思います。
詳しくは「ESCAPE R3のドロップハンドル化メモ。」を参照。
とりあえず買った物のメモ...。
ドロップハンドル:
3T バー ERGONOVA PRO 31.8
3TのERGONOVA PRO。ちなみに購入したのは40cm(C-C)です。
購入時の価格:カワハラダで8,085円。
購入した時期が悪かったのかどこも売り切れ状態だったのですが、こちらのお店に在庫を聞いてみたらなんと在庫ありとの返答が。そしてそのままこちらのお店で購入となりました。少し調べてみたら他のお店では完全に在庫切れ状態でもなぜか在庫がある事が多いお店みたいです。ちなみに近所の自転車屋さんに聞いてみたら入荷は3ヶ月後ですねぇっと言われました(汗)。
ざっと使ってみた感じでは手が大きい人向けだと思います。
ブラケット部分が平らで下ハン部分が丸い...っといわゆるアナトミックシャローなのですが、ブラケット部分から鋭角にドロップしてる為か下ハンを握った状態でレバーを握ろうとするとレバーが遠いです。
私は手が大きい方なので問題無い...どころか丁度良い位なのですが手が小さい人には向かないと思います。
ステム:
3T ARX2 PRO(+/-17°)ステム 90mm(ST-3T-090)
3TのARX2 PRO。
購入時の価格:Be.BIKE(ビーバイク)楽天市場店で5,512円。
3TのARX PROの後継モデルです。
3Tのステムと言えば他よりも若干長いで有名なのですが、ステムを下向きに取り付けてステムの下側をハンドルの芯からコラムの芯までの長さで90mmだったのでいつもの3Tの長さだと思います。
取り付けにはトルクスレンチが必要なので注意。必要なのはT25とT30です。
いわゆるいたずら防止用ネジとか開封防止用ネジです。普通の六角レンチでは無理です。
サドルとハンドルの落差:
これは好みによる事が大きいのですが、初心者なら0cm ~ 4cmで調整した方が良いと思います。
ちなみに大体の目安として中級者で5cm ~ 9cm、プロレーサーで10cm~だそうです。15cm~になるとツール・ド・フランスに参加する選手レベル。
ちなみにハンドルの落差を計る場合は地面からサドルまでの距離と地面からハンドルまでの距離を計って比べれば簡単です。
骨盤:
フラットハンドルの時はあまり意識する必要の無かった「骨盤を立てて乗る」という乗り方。ドロップハンドルでは重要になります。
...なのですが、最近は「骨盤を寝かして乗る」という乗り方の方が良いという説もあり、「骨盤を立てて乗る」派と「骨盤を寝かして乗る」派で分かれてるみたいです。
骨盤を立てて乗る。
イメージ的にはママチャリに乗ってるポジションから腰を曲げずに背中を丸めてハンドルを握る...と言う感じです。
本来腕や手で支えるはずの体重を体で支える事になるので体幹が出来てないとキツイ乗り方です。けど、骨盤はママチャリポジションなのでペダルを回しやすく、体で支えた体重をペダルへ逃がせばより出力を得られるという乗り方のようです。
骨盤を寝かして乗る。
背筋を伸ばし腰を曲げてハンドルを握る...と言う乗り方です。つまり、イメージ的にはお尻を後ろへ突き出す感じの乗り方です。
フラットハンドルからドロップハンドルにした場合、何も考えずに乗ったら多分この乗り方になると思います。
腕や手で体重の一部を支える事になるので腕や手への負担が大きい乗り方です。けど、より遠く、より低いハンドルを握る事が出来る(つまり前傾姿勢を取りやすい)のでそれによって空気抵抗を減らしたりペダルへの出力を得られるという乗り方のようです。
どちらが正しい...のではなく、どちらが向いてるかが重要なようです。
STIレバー:
シマノ アルテグラ デュアルコントロールレバー ST-6700 ダブル
6700アルテグラのSTIレバー。
購入時の価格:カワハラダで29,820円。
購入した時期が6800系アルテグラが発売してすぐ...っと悪かった為かどこも売り切れ状態。海外通販で買おうにも円安絶頂期で定価よりも高い値段で売ってる状態...。困った...。っとカワハラダを覗いてみたら在庫がありました(笑)。そしてそのまま購入。
他のSTIレバーを使った事が無いので他のSTIレバーとの比較は出来ませんが、ざっと使ってみた感じでは手が大きい人向けかな?っと思います。
特にシフト操作の振り幅が結構大きいので手が小さいと操作し難いと思います。まぁ、ロードバイクのメインはヨーロッパなので(日本人から見て)手が大きい人向けに作られるのは仕方が無いと思います。
ちなみに私は手が大きい方なので快適です。
ミニVブレーキ:
TEKTRO(テクトロ) 926AL BR-TK-221
テクトロのBMX用ミニVブレーキ。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで1,500円。
テクトロは時期によってブラックだったりシルバーだったりと色がころころと変わるので購入の時は注意。ちなみに私が購入したのはシルバーです。
ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキはテクトロRX1と言うミニVブレーキなのでSTIレバーで引くにしても純正のテクトロRX1のままでも問題無いと思いますが、調整をより楽にしたり、キャリーパーブレーキにより近いブレーキタッチにする狙いで後ブレーキ用として購入してみました。
ちなみに前ブレーキはフロントフォーク交換&キャリパーブレーキにする予定なのでそれまではとりあえず純正のテクトロRX1をそのまま使う予定です。
テクトロ926ALはアーム長80mmっと現在売られてるVブレーキでアーム長が一番短いVブレーキです。
Vブレーキの場合はアーム長が短くなるとワイヤーの引き量が少なく済み(ワイヤーの引き量に対して大きく動く)、ブレーキの効きが弱くなります。
ちなみにテクトロRX1はアーム長85mmです。つまり、テクトロRX1と比べるとワイヤーの引き量が少なく済み、ブレーキの効きが弱くなります。
追記:
シマノのST-7900・ST-6700・ST-5700・ST-4600・ST-3500以降のSTIレバーを使う場合はテクトロRX1(ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキ)もしくはアーム長85mmのミニVブレーキで問題無いと思います。つまり、テクトロ926ALを使う必要は無いです。
シマノのロード用ブレーキは途中からワイヤーの引き量が変更されていて、上記のいわゆる新レバーといわれるSTIレバーは従来のSTIレバーと比べてワイヤーの引き量が多くなってます。つまりVブレーキに近くなってます。
その為、新レバーを使う場合はアーム長85mmのミニVブレーキで問題無いと思います。と言うか、旧レバーと比べてレバーの引き量は同じでワイヤーの引き量が増えたと言う事はてこ比が小さくなってワイヤーを引っぱる力が弱くなったと言う事なので新レバーにテクトロ926ALを使うとブレーキの効きが弱くてむしろ向かないです。
まぁ、テクトロ926ALは旧レバー用のミニVブレーキ(本来はBMX用のブレーキですが...)と思った方が良いと思います。
という事で、新レバーを使う場合はテクトロRX1(ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキ)で問題無いと思います。
リムとブレーキシューの隙間調整がシビアと言えばシビアですが、ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキレバーと大して変わらないので元々ブレーキの調整が出来ていた人なら問題無いと思います。
と言うか、フロントフォークをロードバイク用のフロントフォークへ交換して前ブレーキはキャリパーブレーキ(BR-6700)、後ブレーキはテクトロRX1と言う組み合わせで使ってますが、調整をバッチリやっておけばレバーの引き量はほとんど同じです。
ミニVブレーキのアーム長。
MTB用の普通のVブレーキは105mm。ここまで長いとてこ比が大きくなるのでワイヤーの引き量が多く必要になりSTIレバーで引くのは難しいと思います。...が、逆に言うとてこ比が大きいと言う事は引けさえすればもの凄く強烈にブレーキが効くので強烈なブレーキ目当てで気合で調整して使ってる人も居ます。
普通のミニVブレーキは85mm。テクトロは主にこれです。テクトロRX1もこれです。
シマノのミニVブレーキ(コンパクトVブレーキ)は90mm。ただし、シマノは公式ではSTIレバーとの互換性は無いとされてます。何の為のブレーキなんだろう...っと調べてみると、BR-R353(SORAグレード)・BR-R463(ティアグラグレード)・BR-R573(105グレード)の3つあるのですが、フラットバーロード用のブレーキレバーであるBL-3500・BL-4600・BL-R780用のVブレーキみたいです。で、BL-3500・BL-4600・BL-R780を調べてみると、BR-6700やBR-5700など新レバー用のキャリパーブレーキに対応してます。って事は新レバーのSTIレバーで引けそうな気がするのですが...。まぁ、シマノはダメと言ってるので使うなら自己責任になると思います。
まぁ、Vブレーキの場合はアーム長が短くなるとワイヤーの引き量が少なく済む代わりにブレーキの効きが弱くなる、アーム長が長くなるとワイヤーの引き量が多く必要になる代わりにブレーキの効きが強くなる、っともの凄く単純な構造なので色々と試してみると良いかもしれません。
ブレーキ周りをいじるついでに買っておくと便利な物。
SAGISAKA(サギサカ) Vブレーキパーツ 前後SET 12325
インナーリード。
購入時の価格:近所のホームセンターで200円位。
前ブレーキ用の135度のインナーリードと後ブレーキ用の90度のインナーリードのセットです。
今まで使ってたESCAPE R3純正の後ブレーキのインナーリードは錆び錆び、前ブレーキのインナーリードはもの凄くちゃちなインナーリードだったのでブレーキワイヤーの交換ついでにインナーリードも交換しました。
SHIMANO(シマノ) S70C(BR-M770)ブレーキシューセット(ペア)
XTグレードのカートリッジ式ブレーキシュー。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで2,000円ほど。
2013年8月現在最新のXTグレードは780なのですが、その一つ前の770系XTグレードのブレーキシューです。
780系XTグレードはVブレーキもラインナップされてるのでその内に780系XTグレードのブレーキシューも出ると思います。
ブレーキシューを変えるとブレーキ性能ががらりと変わるのでブレーキ周りをいじるついでに変えてみると面白いと思います。
まぁ、高性能なブレーキシューは換えゴムのみと言うのが多いのでとりあえずカートリッジ式のブレーキシューに交換するだけでも後々便利だと思います。
付属のブレーキシュー(ゴムの方)はS70C。ドライ走行用のブレーキシューです。ウェットでのブレーキ性能を捨ててるだけあってドライ用のブレーキシューとしてはとてもバランスの良いブレーキシューです。ただ、ウェットでのブレーキ性能を捨ててるブレーキシューなので雨の日に乗る場合は要注意。
SWISS STOP(スイスストップ) RX PLUS GHP2
いわゆるスイスストップ緑のVブレーキ版。
購入時の価格:Amazonで2,638円。ちなみに4個入りです。
ブレーキシューの換えゴムのみなので別途カートリッジ式Vブレーキシューのホルダーが必要です。
ブレーキレバーを握った分だけブレーキの効きが強くなるタイプのブレーキシュー。逆に言うと初期制動が弱いので「ガッツンブレーキ」が好みの人には向かないと思います。
あると便利な物:
Bikeguy バイクライトホルダー(ライト別売り)
GENTOSなどのLED懐中電灯をハンドルに固定するホルダー。
購入時の価格:Amazonで536円。
ベルクロ(マジックテープ)で固定するタイプのホルダーです。
GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
ライトはこちらを使っていてドロップハンドル化する前はこちらに付属しているパイプホルダーを使っていたのですが、クランプ径31.8mmのドロップハンドルにはこちらに付属しているパイプホルダーは使えないのでBikeguyバイクライトホルダーを買ってみました。
使用感。
GENTOS 閃 355に使ってみた感じではピッタリサイズ。
GENTOS用で作られてるのでは?っと思う位にピッタリでした。
ずれる。
ベルクロで固定するタイプなので仕方が無いと思いますが、ずれます。
段差の乗り上げなど強い衝撃を与えると「こんにちは」してしまう位にずれます。
私の場合は昼間でも常に取り付けたままにする派なのでちょっと気になりますが、ずれると言ってもそれなりの衝撃を与えた場合での話しなので昼間は外して夜間走行の時だけ取り付ける人なら気にならないかもしれません。
キャットアイのフレックスタイトで固定。
ベルクロではどうしてもずれてしまうので後述のキャットアイのベルに付属していたベルト(フレックスタイト)で固定してみました。
Bikeguyバイクライトホルダーのベルクロと比べるとベルトの幅が半分位の細さです。さらにBikeguyバイクライトホルダーの台座は柔らかいゴムで出来てます。
その為、フレックスタイトで締め付けるとベルクロを通す穴が押し潰されてしまいかなり無理がかかってる感じになります。
まぁ、一応固定は出来たので耐久性とかを気にしなければこのままでも良いような気がしますが、個人的にはなんか嫌だったので余っていた下敷きを小さく切ってフレックスタイトとBikeguyバイクライトホルダーの間に挟んでみました。これでも結構無理がかかってる感じですが現在様子見中。
CATEYE(キャットアイ) ベル [真鍮製 シルバー] OH-2400
ベル。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで700円。
なぜか日本の道路交通法では自転車にベル(厳密に言うと警音器)の装着が義務付けられてます。ベルごときでは自動車どころか二輪車にも聞こえないので自動車や二輪車相手には無意味、歩行者相手には「通りま~す」と言う声で十分だと思うので必要無いと思うのですがなぜなんでしょう...?。
というのはとりあえず置いといて、こういうのは普段使わなくても事故った時に無いと警察やら保険屋やらで面倒な事になるので付けておいた方が無難だと思います。
つづく...。
ちなみにESCAPE R3の場合は先に10速化をしないとドロップハンドルを付けられません。まぁ、変速精度とかを無視すれば、STIレバー、リアディレイラー、スプロケ、チェーンだけでもいけるみたいですが、折角なのでフルセット交換の方が面白いと思います。
クロスバイクのドロップハンドル化と言うとロードバイクとのジオメトリの違いから難しい面もあるのですが、ESCAPE R3の場合はクロスバイクと言うよりもクロスバイクとロードバイクの中間位のジオメトリなので条件付きで難なく出来ます。
まぁ、簡単に結論から言うとESCAPE R3を買う時に「迷ったら小さい方!」でフレームサイズを選んだ人、つまり、身長170cm位の人でフレームサイズSを買うかMを買うかで迷ってSを買った人は問題無いと思います。と言うか、むしろドロップハンドルにした方がジオメトリ的には合う位です。
逆に「迷ったら大きい方!」でフレームサイズを選んだ人は苦労すると思います。
詳しくは「ESCAPE R3のドロップハンドル化メモ。」を参照。
とりあえず買った物のメモ...。
ドロップハンドル:
3T バー ERGONOVA PRO 31.8
3TのERGONOVA PRO。ちなみに購入したのは40cm(C-C)です。
購入時の価格:カワハラダで8,085円。
購入した時期が悪かったのかどこも売り切れ状態だったのですが、こちらのお店に在庫を聞いてみたらなんと在庫ありとの返答が。そしてそのままこちらのお店で購入となりました。少し調べてみたら他のお店では完全に在庫切れ状態でもなぜか在庫がある事が多いお店みたいです。ちなみに近所の自転車屋さんに聞いてみたら入荷は3ヶ月後ですねぇっと言われました(汗)。
ざっと使ってみた感じでは手が大きい人向けだと思います。
ブラケット部分が平らで下ハン部分が丸い...っといわゆるアナトミックシャローなのですが、ブラケット部分から鋭角にドロップしてる為か下ハンを握った状態でレバーを握ろうとするとレバーが遠いです。
私は手が大きい方なので問題無い...どころか丁度良い位なのですが手が小さい人には向かないと思います。
ステム:
3T ARX2 PRO(+/-17°)ステム 90mm(ST-3T-090)
3TのARX2 PRO。
購入時の価格:Be.BIKE(ビーバイク)楽天市場店で5,512円。
3TのARX PROの後継モデルです。
3Tのステムと言えば他よりも若干長いで有名なのですが、ステムを下向きに取り付けてステムの下側をハンドルの芯からコラムの芯までの長さで90mmだったのでいつもの3Tの長さだと思います。
取り付けにはトルクスレンチが必要なので注意。必要なのはT25とT30です。
いわゆるいたずら防止用ネジとか開封防止用ネジです。普通の六角レンチでは無理です。
サドルとハンドルの落差:
これは好みによる事が大きいのですが、初心者なら0cm ~ 4cmで調整した方が良いと思います。
ちなみに大体の目安として中級者で5cm ~ 9cm、プロレーサーで10cm~だそうです。15cm~になるとツール・ド・フランスに参加する選手レベル。
ちなみにハンドルの落差を計る場合は地面からサドルまでの距離と地面からハンドルまでの距離を計って比べれば簡単です。
骨盤:
フラットハンドルの時はあまり意識する必要の無かった「骨盤を立てて乗る」という乗り方。ドロップハンドルでは重要になります。
...なのですが、最近は「骨盤を寝かして乗る」という乗り方の方が良いという説もあり、「骨盤を立てて乗る」派と「骨盤を寝かして乗る」派で分かれてるみたいです。
骨盤を立てて乗る。
イメージ的にはママチャリに乗ってるポジションから腰を曲げずに背中を丸めてハンドルを握る...と言う感じです。
本来腕や手で支えるはずの体重を体で支える事になるので体幹が出来てないとキツイ乗り方です。けど、骨盤はママチャリポジションなのでペダルを回しやすく、体で支えた体重をペダルへ逃がせばより出力を得られるという乗り方のようです。
骨盤を寝かして乗る。
背筋を伸ばし腰を曲げてハンドルを握る...と言う乗り方です。つまり、イメージ的にはお尻を後ろへ突き出す感じの乗り方です。
フラットハンドルからドロップハンドルにした場合、何も考えずに乗ったら多分この乗り方になると思います。
腕や手で体重の一部を支える事になるので腕や手への負担が大きい乗り方です。けど、より遠く、より低いハンドルを握る事が出来る(つまり前傾姿勢を取りやすい)のでそれによって空気抵抗を減らしたりペダルへの出力を得られるという乗り方のようです。
どちらが正しい...のではなく、どちらが向いてるかが重要なようです。
STIレバー:
シマノ アルテグラ デュアルコントロールレバー ST-6700 ダブル
6700アルテグラのSTIレバー。
購入時の価格:カワハラダで29,820円。
購入した時期が6800系アルテグラが発売してすぐ...っと悪かった為かどこも売り切れ状態。海外通販で買おうにも円安絶頂期で定価よりも高い値段で売ってる状態...。困った...。っとカワハラダを覗いてみたら在庫がありました(笑)。そしてそのまま購入。
他のSTIレバーを使った事が無いので他のSTIレバーとの比較は出来ませんが、ざっと使ってみた感じでは手が大きい人向けかな?っと思います。
特にシフト操作の振り幅が結構大きいので手が小さいと操作し難いと思います。まぁ、ロードバイクのメインはヨーロッパなので(日本人から見て)手が大きい人向けに作られるのは仕方が無いと思います。
ちなみに私は手が大きい方なので快適です。
ミニVブレーキ:
TEKTRO(テクトロ) 926AL BR-TK-221
テクトロのBMX用ミニVブレーキ。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで1,500円。
テクトロは時期によってブラックだったりシルバーだったりと色がころころと変わるので購入の時は注意。ちなみに私が購入したのはシルバーです。
ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキはテクトロRX1と言うミニVブレーキなのでSTIレバーで引くにしても純正のテクトロRX1のままでも問題無いと思いますが、調整をより楽にしたり、キャリーパーブレーキにより近いブレーキタッチにする狙いで後ブレーキ用として購入してみました。
ちなみに前ブレーキはフロントフォーク交換&キャリパーブレーキにする予定なのでそれまではとりあえず純正のテクトロRX1をそのまま使う予定です。
テクトロ926ALはアーム長80mmっと現在売られてるVブレーキでアーム長が一番短いVブレーキです。
Vブレーキの場合はアーム長が短くなるとワイヤーの引き量が少なく済み(ワイヤーの引き量に対して大きく動く)、ブレーキの効きが弱くなります。
ちなみにテクトロRX1はアーム長85mmです。つまり、テクトロRX1と比べるとワイヤーの引き量が少なく済み、ブレーキの効きが弱くなります。
追記:
シマノのST-7900・ST-6700・ST-5700・ST-4600・ST-3500以降のSTIレバーを使う場合はテクトロRX1(ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキ)もしくはアーム長85mmのミニVブレーキで問題無いと思います。つまり、テクトロ926ALを使う必要は無いです。
シマノのロード用ブレーキは途中からワイヤーの引き量が変更されていて、上記のいわゆる新レバーといわれるSTIレバーは従来のSTIレバーと比べてワイヤーの引き量が多くなってます。つまりVブレーキに近くなってます。
その為、新レバーを使う場合はアーム長85mmのミニVブレーキで問題無いと思います。と言うか、旧レバーと比べてレバーの引き量は同じでワイヤーの引き量が増えたと言う事はてこ比が小さくなってワイヤーを引っぱる力が弱くなったと言う事なので新レバーにテクトロ926ALを使うとブレーキの効きが弱くてむしろ向かないです。
まぁ、テクトロ926ALは旧レバー用のミニVブレーキ(本来はBMX用のブレーキですが...)と思った方が良いと思います。
という事で、新レバーを使う場合はテクトロRX1(ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキ)で問題無いと思います。
リムとブレーキシューの隙間調整がシビアと言えばシビアですが、ESCAPE R3(2013年モデル)の純正ブレーキレバーと大して変わらないので元々ブレーキの調整が出来ていた人なら問題無いと思います。
と言うか、フロントフォークをロードバイク用のフロントフォークへ交換して前ブレーキはキャリパーブレーキ(BR-6700)、後ブレーキはテクトロRX1と言う組み合わせで使ってますが、調整をバッチリやっておけばレバーの引き量はほとんど同じです。
ミニVブレーキのアーム長。
MTB用の普通のVブレーキは105mm。ここまで長いとてこ比が大きくなるのでワイヤーの引き量が多く必要になりSTIレバーで引くのは難しいと思います。...が、逆に言うとてこ比が大きいと言う事は引けさえすればもの凄く強烈にブレーキが効くので強烈なブレーキ目当てで気合で調整して使ってる人も居ます。
普通のミニVブレーキは85mm。テクトロは主にこれです。テクトロRX1もこれです。
シマノのミニVブレーキ(コンパクトVブレーキ)は90mm。ただし、シマノは公式ではSTIレバーとの互換性は無いとされてます。何の為のブレーキなんだろう...っと調べてみると、BR-R353(SORAグレード)・BR-R463(ティアグラグレード)・BR-R573(105グレード)の3つあるのですが、フラットバーロード用のブレーキレバーであるBL-3500・BL-4600・BL-R780用のVブレーキみたいです。で、BL-3500・BL-4600・BL-R780を調べてみると、BR-6700やBR-5700など新レバー用のキャリパーブレーキに対応してます。って事は新レバーのSTIレバーで引けそうな気がするのですが...。まぁ、シマノはダメと言ってるので使うなら自己責任になると思います。
まぁ、Vブレーキの場合はアーム長が短くなるとワイヤーの引き量が少なく済む代わりにブレーキの効きが弱くなる、アーム長が長くなるとワイヤーの引き量が多く必要になる代わりにブレーキの効きが強くなる、っともの凄く単純な構造なので色々と試してみると良いかもしれません。
ブレーキ周りをいじるついでに買っておくと便利な物。
SAGISAKA(サギサカ) Vブレーキパーツ 前後SET 12325
インナーリード。
購入時の価格:近所のホームセンターで200円位。
前ブレーキ用の135度のインナーリードと後ブレーキ用の90度のインナーリードのセットです。
今まで使ってたESCAPE R3純正の後ブレーキのインナーリードは錆び錆び、前ブレーキのインナーリードはもの凄くちゃちなインナーリードだったのでブレーキワイヤーの交換ついでにインナーリードも交換しました。
SHIMANO(シマノ) S70C(BR-M770)ブレーキシューセット(ペア)
XTグレードのカートリッジ式ブレーキシュー。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで2,000円ほど。
2013年8月現在最新のXTグレードは780なのですが、その一つ前の770系XTグレードのブレーキシューです。
780系XTグレードはVブレーキもラインナップされてるのでその内に780系XTグレードのブレーキシューも出ると思います。
ブレーキシューを変えるとブレーキ性能ががらりと変わるのでブレーキ周りをいじるついでに変えてみると面白いと思います。
まぁ、高性能なブレーキシューは換えゴムのみと言うのが多いのでとりあえずカートリッジ式のブレーキシューに交換するだけでも後々便利だと思います。
付属のブレーキシュー(ゴムの方)はS70C。ドライ走行用のブレーキシューです。ウェットでのブレーキ性能を捨ててるだけあってドライ用のブレーキシューとしてはとてもバランスの良いブレーキシューです。ただ、ウェットでのブレーキ性能を捨ててるブレーキシューなので雨の日に乗る場合は要注意。
SWISS STOP(スイスストップ) RX PLUS GHP2
いわゆるスイスストップ緑のVブレーキ版。
購入時の価格:Amazonで2,638円。ちなみに4個入りです。
ブレーキシューの換えゴムのみなので別途カートリッジ式Vブレーキシューのホルダーが必要です。
ブレーキレバーを握った分だけブレーキの効きが強くなるタイプのブレーキシュー。逆に言うと初期制動が弱いので「ガッツンブレーキ」が好みの人には向かないと思います。
あると便利な物:
Bikeguy バイクライトホルダー(ライト別売り)
GENTOSなどのLED懐中電灯をハンドルに固定するホルダー。
購入時の価格:Amazonで536円。
ベルクロ(マジックテープ)で固定するタイプのホルダーです。
GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
ライトはこちらを使っていてドロップハンドル化する前はこちらに付属しているパイプホルダーを使っていたのですが、クランプ径31.8mmのドロップハンドルにはこちらに付属しているパイプホルダーは使えないのでBikeguyバイクライトホルダーを買ってみました。
使用感。
GENTOS 閃 355に使ってみた感じではピッタリサイズ。
GENTOS用で作られてるのでは?っと思う位にピッタリでした。
ずれる。
ベルクロで固定するタイプなので仕方が無いと思いますが、ずれます。
段差の乗り上げなど強い衝撃を与えると「こんにちは」してしまう位にずれます。
私の場合は昼間でも常に取り付けたままにする派なのでちょっと気になりますが、ずれると言ってもそれなりの衝撃を与えた場合での話しなので昼間は外して夜間走行の時だけ取り付ける人なら気にならないかもしれません。
キャットアイのフレックスタイトで固定。
ベルクロではどうしてもずれてしまうので後述のキャットアイのベルに付属していたベルト(フレックスタイト)で固定してみました。
Bikeguyバイクライトホルダーのベルクロと比べるとベルトの幅が半分位の細さです。さらにBikeguyバイクライトホルダーの台座は柔らかいゴムで出来てます。
その為、フレックスタイトで締め付けるとベルクロを通す穴が押し潰されてしまいかなり無理がかかってる感じになります。
まぁ、一応固定は出来たので耐久性とかを気にしなければこのままでも良いような気がしますが、個人的にはなんか嫌だったので余っていた下敷きを小さく切ってフレックスタイトとBikeguyバイクライトホルダーの間に挟んでみました。これでも結構無理がかかってる感じですが現在様子見中。
CATEYE(キャットアイ) ベル [真鍮製 シルバー] OH-2400
ベル。
購入時の価格:近所の自転車屋さんで700円。
なぜか日本の道路交通法では自転車にベル(厳密に言うと警音器)の装着が義務付けられてます。ベルごときでは自動車どころか二輪車にも聞こえないので自動車や二輪車相手には無意味、歩行者相手には「通りま~す」と言う声で十分だと思うので必要無いと思うのですがなぜなんでしょう...?。
というのはとりあえず置いといて、こういうのは普段使わなくても事故った時に無いと警察やら保険屋やらで面倒な事になるので付けておいた方が無難だと思います。
つづく...。